紙飛行機に込めた想い

主人の葬儀でお世話になりました。
打ち合わせのなかで、主人は飛行機が大好きで自らパイロットとして操縦もできるほどだったことをお伝えすると、祭壇を青と白と緑で、青い空と雲と山々をイメージし、模型飛行機を祭壇へ飾ってはどうかとの提案いただきました。
お通夜の当日、青空と飛行機の祭壇に家族と感激し、参列いただいた皆様にも主人らしい祭壇だねとお声がけいただいて、素敵な式になったなと思っておりました。
そんななか、お通夜を終えた後、孫たちが「じいじの好きだった飛行機を折ってあげたい」と主人の好きだった飛行機を折り紙で作り、棺の中へ入れてあげると言い出したのでした。
するとその声がライフケアのスタッフさんに聞こえていたのか、翌日の告別式の朝には折り紙がたくさん用意されており、記帳台と受付に「紙飛行機を故人様の為にお作りください」と案内板を置いて、参列者の皆さんに折っていただける準備がされていました。
事前に打ち合わせをし、素敵な祭壇をご用意いただいたなか、お通夜当日に孫たちがふと口に出したことだったにもかかわらず、このようなご対応をいただいたことに感動しました。実際に参列いただいた方々からも「紙飛行機なんて久しぶりに折るよ」「コンコルドってこうだっけ」と皆さん進んで協力していただけました。
出棺時、棺が霊柩車に乗る前に友人代表の方の「せーの」の掛け声とともにたくさんの紙飛行機が青空に舞いました。その瞬間、生前のことを思い出し、出し尽くしたと思っていた涙がまた溢れてきましたが、不思議と悲しい気持ちの涙ではなく「ああ、主人は幸せな人生だったのでしょう」と思い感謝の涙でした。
このような思いに包まれ、私も幸せでした。

担当者より

通夜当日に故人のお嬢様やお孫様がいらっしゃったのですが「じいじの好きだった飛行機を折ってあげたい」というお声がロビーから聞こえてきました。
ご葬儀はお打ち合わせに沿って執り行わせていただくことが基本ですが、私は式当日でもできる限り、ご遺族の皆様のお声・お気持ちを聞き漏らさないような気配りを意識しております。
今回、このように喜んでいただき担当者冥利につきました。私も幸せな気持ちです。