最初は家族だけでと思っていました

母を送ったおよそ1年後、母を追うように父も他界してしまいましたが、両親ともにライフケアさんでお世話になりました。母の時は生前の介護に疲れていたこともあり、家族葬を考えていたのですが、ライフケアの担当の方にご説明やご提案していただき、母と仲の良かった友人の方々にお声をかけさせていただきました。
故人の生前好きだったものや写真などを飾る、想い出コーナーを設けていただきまして、それがとても素敵な空間だと思いました。
想い出コーナーがきっかけで家族も知らないような家庭の外での話を、飾った懐かしい写真から思い出を紐解くように参列いただいた方々からお伺いし、そのようなお話を聞くことができる最後の場が葬儀なのだとわかりました。
また、今回の父の時にもその経験からお世話になった方々、仲のよかった方々にもご参列いただいたのですが、想い出コーナーだけでなく、通夜当日はお料理とお酒をお出しさせていただいたことで、大の酒好きだった父を送る酒宴として私たちの知らない会社での父の話を、皆様から沢山伺いながら和やかに行うことができました。
最初は家族だけでと思っていましたが、両親ともに友人や会社の方々にもご参列いただき本当に良かったです。ありがとうございました。

担当者より

私自身も家族を亡くした際に、家族のみで式を執り行った経験とご参列いただいた経験の両方がありました。
その私自身の経験から、ご遺族様と葬儀のお打ち合わせをさせていただく際には、家族葬のメリットとデメリットをしっかりとお話しするようにしています。「親戚が遠方にお住まいで高齢だから…」「ご近所さんに声をかけたら迷惑だろうから…」などの相談をよく受けますが、縁の深かった方にはとりあえず連絡をとお話しさせていただいております。
もし、その方々が参列してくださったら、ご葬儀の場が知らなかった故人様の一面を知る最後の機会になるかもしれないということを実体験しているからです。
ご家族様ごとにご事情やご状況は様々ですので、これからもご遺族様に寄り添いながら経験を活かしたご提案をしていきたいと思います。